キャバ嬢をスカウトするのもキャバクラボーイの仕事
クラブで働くボーイと言えば、基本的には店内の運営に関すること全般というようなイメージをお持ちの方が多いのではないかと思いますが、実際にはそうでもありません。
既にみなさんも知ってのとおり、例えばホールに関する運営全般のお仕事やキャバ嬢の勤怠管理、キャッシャーとなる仕事、調理場、お店によっては色々な雑務などが更に業務内容として加わってくると思うのですが、その他にも忘れてはいけない大事な仕事内容があります。
それが「スカウト」です。
ボーイの給料にはよく”担当している女の子の頑張りが収入に反映される担当制”というものがあるのですが、このスカウト業務もその収入に対して大きなウェイトを占めたのではないかと思うのです。
そこで、今回はキャバ嬢をスカウトする仕事の大切さについて、まずはお話をしていきたいと思います。
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お店にとって大切なスカウトというファクター
キャバクラというお店にとっての商品は何かと聞かれれば、みなさんもキャバ嬢が商品だということはすぐにピンとくるのではないかと思います。
でも、そのキャバ嬢がどうやってお店に来るのかを考えてみたときに、思いのほか分からないということも多いのではないでしょうか。
キャバ嬢がキャバクラにとって大切な商品である、ということを考えてみれば、”どうすればよりろい商品を仕入れることができるか”ということに目を向けるのは当然ですよね。
普通に嬢を募集するのも一つの手だと思いますが、それよりもお店からすれば期待できるのが”スカウトしてきた女の子”なんです。
それはそうですよね。
例えばボーイのような男性が”この子イケるんじゃない？”と感じた女の子をゲットした方が、普通に求人をみてお店に来る女の子よりもレベルが高くなる可能性は同然高くなってきます。
それに、よくよく考えてみれば、ボーイはお店の状況を充分に把握しているですから、うちには和食系女子は揃っているけれど、洋食系女子やフレンチはいないな、みたいなことも考えながら女の子をさがすことができるわけです。
お店からすれば一タイプに偏るような感じではなく、男性の好みに応じて色々なタイプの女の子を取り揃えたいと考えるのが普通ですし、ボーイもその考えに則って女の子を探すことになります。
つまり、スカウトというのはバイヤーが服を買い付けにいくようなイメージであり、お店にとって一つの生命線だということがわかります。
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スカウトが出来るキャバクラボーイは貴重な存在
スカウトがお店にとってすごく重要だということは、先ほどの内容で分かってもらえたのではないかと思います。
そして、キャバクラボーイの業務内容に含まれているスカウトという仕事は、それほどお店にとって大切な要素になることも、納得ですよね！
では、お店にとってはボーイのスカウトが大切だとすれば、スカウトができるボーイはお店にとって大切な存在ということになるのでしょうか。
今回は、その辺りの要素について少しまとめてみたいと思います。
雑用しか出来ないボーイVS女の子集めが出来るボーイ
さて、キャバクラボーイを目指す皆さんにとって”スカウト”というのはあんまり嬉しくない仕事かもしれません。
そもそもボーイという仕事についてあまり調べてなければ、仕事内容が思ったよりハードな事が多いなんていう情報もないでしょうし、どちらかと言えば適当にホールを回したり雑用をしているだけで、それなりにお給料がもらえるみたいなイメージなんじゃないかと思います。
でも、実際には現場で色々な仕事を振られるわけです。
その中にスカウトがあるとすれば、イメージだけで言えば結構大変な感じがしますよね。
例えば、ナンパができるような人でなければ、キャバクラ店が好みような魅力的な女性を捕まえるのは難しいかもしれません。
つまり、面倒くさいようなイメージが出て来るのではないかと思うのです。
そう考えてみたときには、必然的にお店には雑用しかできないボーイ&女の子集めができるボーイが存在することになってきます。
でも、先ほども言ったように、お店からすればボーイのスカウトというのは売上げに直結する重要な要素です。
良い商品がなければお店なんて長く続けることは難しいわけですから、ボーイの肩にその責任がかかっていると表現することもできます。
つまり、お店からすれば雑用しかできないボーイよりも、女の子集めが上手なボーイの方が優遇されるという現実があるのです。
スカウトは出世への最短ルート
ボーイとして頑張りたい男性諸君にとって、まず目指したいのは店長や副店長というポジションへの早期出世じゃないかと思います。
そもそもお給料が全く違いますし、仕事内容だってかなり変わってきます。
ボーイでいる限りはそれなりにハードな状況が続きますから、効率よく出世したいと考えるのも当然です。
そう考えた時に押さえておきたいのがスカウトなんですね。
スカウトができるボーイは重宝されますので、お店からすれば囲い込みたい人材です。
そういった人材にこそ良いポジションを与えるわけですから、最短で出世を狙うスカウトマンというのが一つの理想型になり得るわけですね！
キャバクラボーイのスカウト成功談・失敗談
ヒカル
誠也
そうそう、失敗したらテンションも下がっちゃうよね。
『いける！』と思って撃沈したりとかさ！
ヒカル
大分前なんですが、スカウトで大失敗したことがあるんです。
今でも忘れられません…。
誠也
やり手のヒカルにしては珍しいね。
どんな失敗したの？
ヒカル
はい。
実はめちゃくちゃ可愛い子がお店の近くを歩いてて、それで声をかけたんです。
最初はかなり警戒されてたんですが、少し話してる内に打ち解けてきて。
相手の子もハキハキと喋ってたしノリがいいし、何よりキャバ嬢向きだと思ったんです。
スカウトを長くやってると、キャバ嬢に向いた子と向かない子って分かりますよね。
誠也
うんうん。
『あ、この子違うな』っていうのはあるよね！
ヒカル
それでしばらく話した後、『うちのお店興味ない？』って誘ってみたんです。
けどこれが大失敗でして…
実はその子、もうほかのお店で働いてる現役キャバ嬢だったんです。
しかもそのお店じゃ売れっ子で有名な。
『もうほかで働いてまーす』って笑顔で言われて、失敗したなぁ…って感じました。
誠也
売れっ子キャバ嬢を誘っちゃったのか。
でもあるよね。
意外にキャバ嬢向きだと思うとさ、すでに他のお店で働いてたり！
ヒカル
そうなんですよ。
凄い恥ずかしい思いをしました…。
でも先輩は失敗とかないんですか？
誠也
今の所ないかな。
むしろ成功談はいくつかある！
ヒカル
本当ですか？
誠也
うん。
俺もスカウトの経験は長いけど、いつも紳士的に振る舞うようにしてるからね。
ついこの前の話だけど、お前と同じように可愛い子見つけたんだ。
でさ、ひとまずその子に話しかけたわけだ！
ヒカル
はい。それでどうしたんですか？
誠也
それで何気ない会話をしてたんだよ。
最初はナンパだと勘違いされてたんだけど、少しずつキャバクラについて聞いてみたんだ。
そしたら意外と興味あるって言われてさ。
『良かったらうちのお店で体験入店しませんか？』って聞いたらOK出してくれて。
警戒されないようにタメ口は使わないで、ずっと敬語で丁寧に話してたのが大きいかな。
結局その子即入店が決まって、今でも働いてるし、逆に感謝されちゃったよ！
ヒカル
凄いですね。
やっぱり丁寧に話しかけることって重要ですね！
誠也
スカウトの仕事って難しいし、ついノリで話したくなるんだけどさ。
女性の気持ちを考えることが一番大切だね！
ボーイの仕事って大変ですよね。
特にスカウトって簡単に見えて結構大変。
何より気を使うし、失敗した時とか結構へこみませんか？